vor.8 初めて受けた全く分からなかった前世療法
初めて前世療法を受ける日が来ました。初めてということで凄く緊張していました。
初めて会う人に、自分の今の疑問をぶつけられるのだろうか?
人見知りで、あまり自分の気持ちを出すことのできない私は、恐れや不安を感じていました。
出てきてくれたセラピストは、中年のふくよかな男性でした。
どんな人かは、すでにHPを見て知っていましたが、実際に会うとさらに緊張しました。
幸い母も興味があって、二人続けて受けることになっていました。
初めにテーブルに座り、どんな悩み事があるのかとセラピストに聞かれました。
この人は 私の言うことを信じてくれるのか?
恐る恐る、全く会ったこともない人に縁を感じてしまう・・・
この人は私のソウルメイトなのか? それを知りたいと勇気を振り絞って伝えました。
そのセラピストの反応は・・・・フッと、笑ったような・・・バカにされたように感じました。
私の思っていることって やっぱりバカみたいなことなのかも? 急に恥ずかしくなりました。
私は、その人に対して不安と疑問を抱きました。
本当に人のことを考えてくれる人なのかな?
の人に任せてもいいのかな?
違和感を感じつつも、気持ちを切り替えてセッションを受けました。
明るい部屋で、大きな窓が前にあり、下からは車の音が聞こえます。
黒い皮の椅子に座り、セラピストは私の斜め後ろに座りました。
目を閉じて、リラックスするようにとセラピストの言葉が続きます。
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
ちっともリラックスできない~
カーテンが全開に開いている窓から光が入ってきて、目を閉じてもまぶしいし、
エアコンの温かい風が 顔に直接かかるので息苦しいし・・・・・
うーーーん・・・集中できないーーーー ! !
そのまま何も感じられないままでした。
セッションを始めて1時間以上経った頃、今回は違うテーマにしてみないかとセラピストは提案してきました。私も、今回は前世を感じるのは無理だと思ったので「はい」と答えました。
「何か感じられないともったいない。折角、東京まで来たのに・・・・」
そんな気持ちが強くなりました。
次に 「人間関係について」というテーマで取り組みました。
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セラピスト : 「今のあなたの人間関係は、どんなものとして目の前にありますか?」
初めて質問に対してイメージすることができ、自然と目の前に壁が広がりました・・・
私 : 「大きな壁があります・・・」
セラピスト : 「それはどんな壁ですか?」
私 : 「上が見えないくらい高くて・・・・石みたいなもので作られていて・・・幅は・・・ずっと続いています」
私の感じている人間関係って、こんな大きな壁になっているんだと驚きました。
セラピスト : 「その壁の向こうには どうやったら行けますか?」
私 : 「登ることはできないし・・・壁の端まで行かないとダメかもしれません」
私は歩きました。 けれど、歩けど歩けど、なかなか端に着きそうもありません。
まるで、万里の長城の壁をつたっている様な、そんな気がしていました。
いつになったら着くんだろう ? ? ? 永遠に着かないかも ? ? ? と心配になりました。
すると、ようやく端が見えました。周りは真っ暗です。
セラピスト : 「壁の向こう側はどうなっていますか? のぞいてみてください。」
私は躊躇しました。むこうにどんなものがあるのか想像できません。怖くてたまりませんでした。
セラピストからうながされて、私は勇気を振り絞って、壁に手をかけて向こう側をのぞいてみました。
? ? ? ? ?
明るい高原が目の前に広がっています・・・・まるでハイジがいそうな・・・
アルプスのような・・・
草の緑がまぶしいくらいです。とても心が洗われるような綺麗な風景です。
真ん中に、それほど大きくない横に広がった木が見えました。
その木の下に男性が立っています。 誰だろう ? ? ? ? ?
私はビックリしました ! ! ! ! ! ! ! !
Aさんです。なんでこんなところにいるのかな?と不思議に思いました。
その瞬間 いつの間にか私はAさんの目の前に立っていました。
Aさんは、まるで私をすでに知っているかのように、ニコニコしていました。
自然に当たり前のように、私の手を取り、ごろんと木の下で横たわりました。
草と土の匂いがしました。木漏れ日が目の中に入ってきます。きもちいい風が吹いています・・・
心地良い・・・・私、この場所知っている・・・そしてこの人も知っている・・・前もこうしていた・・・そんな感覚に包まれました。
なつかしい幸せな気分・・・・私は、また必ずここに戻ってこれる。
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何だかよくわからないまま その日のセッションは終えました。
帰りの電車の中で考えるのですが、まったくわかりません・・・・
どうしてAさんがあの場所に立っていたのか? それは どんな意味があるのか? Aさんは 私とどんな関係にあるのか?
求めていた答えは何も得られずに、セラピーってこんなものなのか ? ? ?と ガックリしていました。
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